たかじんのそこまで言って委員会で、
トランス脂肪酸の害が取り上げられました。
私もトランス脂肪酸については、
心臓疾患と動脈硬化の進んだ家族を抱えていることで、
非常に心配して、
神経質なくらい気を配っていました。
家の中で、
何度
トランス脂肪酸!と叫んだかわかりません。
日本人のトランス脂肪酸摂取量ですが、
WHOのトランス脂肪酸摂取量の目標値1%に対して、
食品安全委員会が国民栄養・健康調査を基に
推定した結果、
男性は0.30%、女性で0.33%。WHOの目標値以下であることが分かりました。
また、食品安全委員会が、市販の食品に含まれる、
トランス脂肪酸及び飽和脂肪酸の含有量を
2006年度と2010年度に調査してもいます。
その結果、トランス脂肪酸の量が大きく減少し、
変わりに、飽和脂肪酸の量が増えていることが
明らかになりました。
これは、企業のトランス脂肪酸減少努力の結果
だと考えられます。
現在では、さらに、トランス脂肪酸が減って、
飽和脂肪酸の量が増えていると考えられていますが、
飽和脂肪酸の増加も、
心臓疾患や動脈硬化の原因とされます。
かって、
健康にいい油とされ、
摂取を推奨されたリノール酸という油も、
現在では、
心疾患や脳梗塞の原因になるとされます。
トランス脂肪酸を忌避し過ぎることで、
別の危険度を高めることのない
ようにしたいものです。